Zero5Fine復活
昔のスピーカー、ビクター「Zero5Fine」
学生時代に初めて入手した当時のスピーカーです、あれから30年経ったんだね。
当時はオーディオブームで、CDが主流になり始めたりで各社がコスパ度外視的に良い商品を出しておりました。このスピーカーは当時598戦争と呼ばれたオーディオメーカー各社から出ていた59800円のスピーカーです。
なんでこのスピーカーにしたのか?思い出すと、秋葉原に物色しに行って、あれこれ聞いていたら結局いつも聞いているポップスが一番綺麗に聞けたSPだったからと理由だった気がします。
ヤマハのA-7というアンプで鳴らしていました。
当時の音なんで、さほどベースやドラム等の低音がガンガン来る感じは無くて、どれだけ綺麗な高音が出てるか?に勝負があったような・・・
ニセコに持ってきた20年前には鳴ってたけど、こんなデカイの邪魔という事で、屋根裏へ・・そして数年前にみたら・・ウーハーエッジがボロボロに朽ち果てていまして、そのまま放置されてました。
最近、音楽聞くようになりスピーカー入手すれど、こんな古いのダメだろうと思ってたけど、ちょっと聞きたくなって復活することに。
古いエッジを落としてて、定番のファンテックさんからエッジ購入して無事に貼り直し。素材的にウレタンなのでまた10年後にダメになるとは思います。

リボンツイーターの伸びと、セラミックスコーカーという当時の新素材ブームの象徴的なSPですね。
マランツのSM6100ver2(普通のオーディオアンプ)で聞いてみたら、この音!思い出しました!高域のなんかくっきり感。でもねなんかボヤけた低音がダメです。エージングでもだめじゃない?って音。当時はこれでも納得して聞いていたのかなあ?それともJAZZとか聞かなかったから気にならなかったのか?
でも・・アンプを変えてみました。最近使ってるPAアンプのベリンンガーA500改造版。
びっくりするくらい低音が豊かに出ますね!LS-800よりもは量感は低いけど、ちょうど良い加減とも言えますね。このSPをググると、音像がぼやっとしてるとか低音出ないとか評されてるけど、それってアンプ次第だと思いますよ・・実はこのSPって鳴らしにくかったのかも・・と。
良いアンプで聞いたら、いやあ女性ボーカルは本当に聞きやすい・・JAZZやメタルやEDMの低音だって悪くないよこれ・・。手持ちのKLIPSCHトールボーイタイプよりも自然な感じで好印象。
クラッシックはダメでも他は良いかも・・。あの当時、きっと試聴したアンプが良かったんだと30年過ぎて判った気がします。
追加:
中華デジタルアンプにつないでみたら、なんと良い音じゃないですか!昔のSPって相性良いのかなあ?って感じにキレも良いし、低音の速度もありますな。貼りなおしたエッジの調子が良くなったのかなあ?SA-36A [Tripath TA2020 搭載]で鳴らしてみました。
さらに追加:
周波数特性は悪くないです(アンプはトマンS-150mk2)、凸凹も無くフラット。でも思ったよりも高域は伸びてなく13KHz程度から落ちるので普通な感じ(笑)。リボンツイーターの輝きは感じられるけど数値的には出て無いのがオーディオの奥深さと言うかオカルトと言うか・・・

